BAC

装置メーカーB社 製造部

純水製造機の新モデルの開発に、
思わぬ暗雲が…

不純物やダストの問題を解決し、省スペース化にも貢献できた球状活性炭の実力とは

純水製造機の新モデルの開発に、思わぬ暗雲が…不純物やダストの問題を解決し、省スペース化にも貢献できた球状活性炭の実力とは

解決

解決のポイント

  • クレハのBACであれば、強度や耐久性に優れ、低ダスト、低不純物な活性炭のため、使い続けても、不純物溶出の心配が少ない

  • かさ密度が高く、真球状で高密度の充填が可能なため、容器形状の自由度が上がり、同じ容積のヤシ殻活性炭と比べて高い吸着性能が期待できる

強度や耐久性に優れ、低ダスト、低不純物の球状活性炭が見つかった!

フィルターや活性炭に関する情報を集めていたプロジェクトは、「BAC(Bead-shaped Activated Carbon)」という炭素製品メーカーのクレハが提供している球状活性炭の情報を見つけます。早速、資料請求を行い、後日クレハの営業担当者からBACの詳細な説明や、サンプルを使ったトライアルの提案をもらいました。

BACとヤシ殻活性炭を比較したところ、強度や球状であること、耐久性、低ダスト、低不純物といった特長が、現状の課題を解決できることがわかりました。

「そのほかにも、BACなら省スペース化を実現できることがわかりました。かさ密度が高く真球状であるため、充填する空間の制約をあまり受けずに高密度の充填が可能なのです。そのため、容器形状の自由度が高まる上に同じ容積のヤシ殻活性炭と比べて高い吸着性能が期待できると聞きました。」(T氏)

早速、サンプルを使ったトライアル評価を行ってみました。すると、BACを使用することで装置のスペースが最大20%(※)ほど小さくできることがわかったのです。また、BAC自体の崩れも起こりにくく、課題であった使用開始初期の不純物の溶出、長期使用におけるダスト発生も解消できることが実証できました。さらにコスト面の試算でも、交換頻度や廃棄処理量分を考えると、BACに十分メリットがあることもわかりました。

(※)JIS1474 四塩化炭素吸着試験結果から㈱クレハにて試算。

社内で検討の結果、新モデルに関しては、現在使用しているヤシ殻活性炭からBACに切り替えることに決定。量産に向けて、開発を進めています。

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