Recruiting 2019 KUREHA

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クレハで描けるキャリア

クレハでは長期的な視野のもと一人ひとりの成長を促し、能力を最大限に発揮する環境を整えることで、「グローバルに事業展開するスペシャリティ・カンパニー」を実現していこうとしています。ここでは、さまざまな職種や事業を経験している2人の先輩社員のキャリアステップを紹介しながら、異なる環境に身を置くことで何を感じ、何を得たのか、その成長の軌跡を追いかけてみようと思います。

  • Case #01 総合研究所 高分子研究室 昆野 明寛 2007年入社
  • Case #02 購買・物流部 岡田 誠 2003年入社

#01 昆野 明寛 総合研究所 高分子研究室 2007年入社

大学院の研究室では、ポリマーを作る高分子合成を研究、専門を生かせる会社としてクレハに入社した。

Career Step 1 24歳 2007年4月

生産性の改善、
新規製品の開発に取り組む。

総合研究所 合樹・加工研究室(現在の高分子研究室)に配属されました。取り組んだのは、金属の代替品として自動車部品などに使われているプラスチック「ポリフェニレンサルファイド(PPS)」の生産性の改善や、新製品の開発です。生産性を改善するポイントの一つは製造工程における収率の向上で、原料投入の方法を工夫していました。新製品の開発はユーザーの意向を踏まえて取り組んでいて、当時、新規開発した低ハロゲン化の製品は、電子部品メーカーに採用されました。

Career Step 2 27歳 2010年4月

事業提携先に出向。
異なる企業文化に触れる。

事業提携先のP社に出向、静岡県の研究所に勤務しました。P社はクレハと共同事業を行っており、クレハのPPSを購入し、他の材料と混ぜて機能を強化するコンパウンダーを担当しております。PPSと他の材料を混ぜる比率を変えるなど、P社における材料開発を担当、P社の顧客のもとにも足を運びました。
クレハとP社の間に資本関係はなく、企業文化はまったく異なっていました。例えば、仕事の進め方、報告書作成の頻度などが違っており、私にとって興味深いことでした。ユーザーの生の声を聞く機会を得たことも勉強になりました。毎日富士山を眺めて暮らす生活は東北地方から出たことのなかった私にはとても新鮮で、またP社の野球チームの練習に参加させていただいたことも楽しい思い出です。

Career Step 3 28歳 2011年4月

ユーザー起点で発想するように変化。
将来は「PPSマイスター」と呼ばれたい。

合樹・加工研究室(現:高分子研究室)に戻りました。ユーザーの声を聞いたことで、新製品を開発する際に、ユーザーの気持ちから逆算して考えるようになりました。取り組んでいる内容は新人時代より高度で難易度も高くなっておりますが、ユーザー起点で発想することで、無駄の少ない先回りした開発ができるようになったと思います。
P社とは定期的に会合を持って技術交流を進めており、月に1度は先方の担当者と顔を合わせています。P社の業務内容を深く理解し、人脈もできたことで、これまで以上に親密に連絡が取れるようになり、連携は確実に強化されたと感じています。 今後は専門性を深めていき、将来は「PPSマイスター」と呼ばれることが夢です。その一方、クレハのさまざまな製品を扱ってみたいという思いもあり、今後については贅沢な悩みを抱えています(笑)。

※所属部署・内容は取材当時のものです。

#02 岡田 誠 購買・物流部 2003年入社

文学部卒の事務系。自分の携わったモノが幅広く社会で使われる素材メーカーに興味を持ち、クレハに入社した。

Career Step 1 22歳 2003年5月

加工メーカーと最終ユーザー、
両方のニーズを満たすように心がける。

機能樹脂・製品部に配属され、透明制電樹脂「バイヨン」の営業を担当しました。この製品は帯電防止効果を備えたアクリル樹脂で、半導体製造部品のケース材料などに使われていました。お客様の要望をヒアリングして製造部門や研究部門に情報をフィードバックすることや、生産・出荷計画の立案、予算策定、損益管理の実行などを担当しました。この製品は加工メーカー様を経て最終ユーザー様のもとに届くため、加工メーカー様と最終ユーザー様の両方のニーズを満たすように心がけていました。

Career Step 2 25歳 2006年5月

ドイツで炭素製品の営業。
ビジネス習慣の違いを痛感。

半年の準備期間を経て、ドイツ・デュッセルドルフの現地法人に出向しました。この現地法人はヨーロッパでの販売拠点で、日本人社員が3人、現地スタッフが3人の小所帯でした。私は炭素製品の営業担当で、工業炉で使われる耐熱性の高い断熱材を扱っていました。主要な販売先の国には提携している販売代理店があり、そこの社員と協力しながら顧客を訪問しました。日本では「ちょっと顔を出したい」というアポが通用しましたが、ヨーロッパでは訪問の目的を明確にしないとアポが取れません。ビジネス習慣の違いを痛感しました。販売代理店の方からホームパーティーに招かれたことがよい思い出です。
ドイツで5年間過ごし、帰国後は炭素製品部で2年間、日本と東南アジアを担当エリアとして営業しました。シンガポール、マレーシア、インドなどで新規開拓に注力しました。

Career Step 3 32歳 2013年5月

風土改革の旗のもと、
利益を上げる購買を目指す。

購買・物流部に異動となりました。原料の買い付けが主な仕事で、「NEWクレラップ」の原料やフッ素樹脂の原料などを扱っています。私が担当する原料のサプライヤー様は数十社あり、この中から品質、納期、価格、供給力等を勘案して購入しています。
クレハでは利益を重視した風土改革に取り組んでいるところです。原料の購買は利益に直結するため、原料背景を調査したり、価格のトレンドを把握したりしながら、新規サプライヤーの探索にも力を入れています。
今後は再び海外で力を試したいと思っています。営業だけでなく購買も経験したので、以前とは異なる視野で仕事ができるようになったと感じています。失敗を恐れず大胆に挑戦する気持ちを大切にしたいと考えています。

※所属部署・内容は取材当時のものです。

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