学生時代に取り組んだことは?
法学部でしたが、特定の分野について深く学ぶというより、広く学ぶことを心がけていました。
その中で特に役に立ったのが社会保障法の講義で、健康保険、厚生年金、雇用保険などの仕組みとこれまでの歴史的変遷について学びました。入社後は従業員の社会保険手続きを担当する部署に配属され、結果的に学生時代に学んだことを生かすことができました。
クレハに入社した"決め手"は?
漠然とモノづくりの会社を志望し、当初は企業情報ばかり見ていました。自分が将来どうなりたいかを考えるようになり、若手のうちからさまざまな経験ができる会社かどうかも意識するようになりました。クレハの企業規模はそれほど大きくなく、大量生産というより、高付加価値が求められる事業領域において独自の技術で勝負している会社であることを知りクレハへの入社を志望しました。
現在の仕事内容はどんなことですか?
クレハの人事部の仕事は、採用・教育、労務、給与計算と大きく3つに分けられています。私は労務関連の業務を担当、とくにその中でも、人事評価の運用と海外の関係会社に出向している従業員の処遇や諸手続きを統括しています。人事評価は給与に影響するもので、ルールに基づきスケジュール通りに進めなければいけません。また海外駐在員の処遇は、関係国の法規も踏まえつつ、公平な制度とすることが求められています。
業務を通して成長を感じたことは?
限られた時間の中で、効率的に業務を遂行することができるようになり、グループのメンバーから信頼されるようになったことです。人事部は従業員に低コストで良いサービスを提供することが大切です。効率的な業務運営を工夫することが、良いサービスを提供することにつながると思います。
今後、クレハで実現したいこと、挑戦したいことは?
グループ会社を含めた労務管理の推進に貢献していきたいと思います。有価証券報告書では、子会社も含めた連結決算になっており、グループ全体の成績がステークホルダーから評価される仕組みです。労務管理でもグループ全体で最適化していく必要があります。グループ各社の労務管理の現状や課題をとりまとめ、各課題解決に貢献していきたいと考えています。
あなただけが知るクレハ自慢は?
クレハの自慢は、若手が活躍できる会社だということです。同期入社の仲間の中には、入社3年目でアメリカに赴任し、約3年間、アメリカで働いた人もいました。クレハではグローバル人財の育成に力を入れており、語学教育においては、TOEICで一定以上の点数を取得した人は、英会話講座を受講することができる制度があります。また、中国語会話コースも新たにスタートする予定です。これはあくまで一例に過ぎませんが、意欲のある若手が積極的にチャレンジすることを推奨・応援する風土があると思います。