拠点・アクセス
生産拠点
クレハは国内に2つの事業所を持ち、スペシャリティ製品を世界に供給しています。
いわき事業所は主力生産拠点として、様々な分野にわたる製品を生産し、世界へと供給しています。
自動車部品や電気・電子部品に使用される機能樹脂、高温炉などの断熱材として用いられる炭素繊維、ハイブリッド車や電気自動車へ搭載されるリチウムイオン電池の部材、家庭用ラップ<NEWクレラップ>をはじめとする食品包装材の原料、慢性腎不全用剤といった医薬品など、クレハグループのマザー工場としてスペシャリティ製品を創出し、価値あるモノづくりに取り組んでいます。
111万5千m²の広大な敷地の周囲には、産業廃棄物を処理する株式会社クレハ環境が隣接するなど、環境に配慮した理想的な生産拠点を構築しています。
施設紹介
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塩化ビニリデン樹脂プラント
塩化ビニリデン樹脂プラントです。
1948年、当社は塩化ビニリデン樹脂を独自技術で開発しました。このプラントで生産される「塩化ビニリデン樹脂」は、<NEWクレラップ>や<クレハロンフィルム>の主原料となります。 -
発電設備
石炭による自家発電設備です。毎時4万5千kwの電気を発生させています。発生する排ガスは脱硝設備、集塵装置、排煙脱硫装置により水蒸気として放出されます。自家発電した電気は事業所の各製造工程で使用されます。
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技能研修センター
いわき事業所では、グループ会社とともに保安防災・労働安全衛生に対する意識の高揚に努め、労働災害、事故の撲滅に取り組んでいます。その取り組みの一環として、危険を疑似体感できる技能研修センターを2005年11月に開所しました。当社およびグループ会社の従業員がより安全な作業を習得するために効果のある講習を実施しています。
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総合排水処理設備
いわき事業所で発生する排水は生物膜を利用した総合排水処理設備で最終処理されます。
特徴
徹底した環境対策
いわき事業所は自家発電所に加え、産業廃棄物を処理する株式会社クレハ環境が隣接するなど、製品の開発から生産・流通、廃棄に至るまで環境に配慮した理想的な生産拠点を構築しています。株式会社クレハ環境は有害化学物質の重金属などの無害化技術をはじめとするさまざまなノウハウを蓄積し、1998年には業界初のISO14001の認証を取得しました。
国際基準に基づくモノづくり
いわき事業所では1996年に品質保証の国際規格であるISO9001を取得し、2003年に対象を全社に拡大しました。また、2012年には最新版ISO9001:2008による維持審査に合格。営業部門、間接部門を含めた当社の品質マネジメントシステムの良好な運用状況が認証機関により認定されました。
クレハは国際的に認められるモノづくりを推進しています。
樹脂加工事業所は、いわき事業所で生産された塩化ビニリデン樹脂を原料とする家庭用ラップ<NEWクレラップ>を生産しています。また、茨城県小美玉市の茨城製造部では、PGAの成型加工品も製造。当社の樹脂加工技術を駆使した生産拠点となっています。
茨城県小美玉市と兵庫県丹波市の2工場体制で運営しています。
特徴
「安心」「安全」の徹底
樹脂加工事業所は、<NEWクレラップ>といった直接食品に接する製品を主に生産しており防虫対策や品質・衛生管理体制を徹底しています。
これからも樹脂加工技術の向上に努めるとともに、お客様に「安心」「安全」を保証し続けられるよう真摯に取り組んでいきます。
ISO14001による環境改善
樹脂加工事業所 茨城は、環境管理システムISO14001の認証を2002年11月に取得しました。
敷地面積約16 万m²の緑豊かな工場は、「エネルギーの有効利用」「廃棄物の削減」「環境に優しい製品の提供」「地域社会との共生」を主要課題として継続的な改善活動を行っています。