トリアゾール系殺菌剤メトコナゾール
様々な植物病害に対して卓効を示す
<メトコナゾール>は当社が発明したトリアゾール系の農業・園芸用殺菌剤で、麦類やトウモロコシの重要病害に卓効を示します。
1994年にフランスで殺菌剤として登録された後、登録国を拡大し、現在では世界40か国以上で農薬登録を取得しています。日本では2006年に麦類や芝用の殺菌剤として登録されました。
現在、欧州、北米、南米を中心に、麦類、トウモロコシ、ナタネ、ダイズなどの殺菌剤原体として使用されています。
世界人口の増加にともなう食糧需要が拡大する中、農薬のニーズはますます高まっており、今後も拡大する見込みです。
特長
- 麦類、トウモロコシ、ナタネ、ダイズ、芝、果樹などの葉や穂に発生する幅広い病害に対し高い防除効果を示します
- ナタネにおいては、<メトコナゾール>の成長調節作用により、収量が増加する効果が広く認められています
構造式
構造式
用途・適用範囲
農園芸作物用の殺菌剤。
主に茎葉散布で使用。
- 麦類: 赤かび病、赤さび病など
- ナタネ: 菌核病など、増収効果
- トウモロコシ: さび病など
メトコナゾールのひみつ
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- 1986年
- 初めて<メトコナゾール>が合成されました。同時期に発見された<イプコナゾール>と比較して、茎葉散布に適した性能を有しています。
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- 1995年10月
- 日本化学工業協会において「農業用殺菌剤メトコナゾールの開発とその企業化」について日本化学工業協会第28回技術賞を受賞致しました。
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- 2000年3月
- 日本農薬学会において「殺菌剤イプコナゾールおよびメトコナゾールの開発」について日本農薬学会業績賞(技術)を受賞致しました。
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