トリアゾール系種子消毒剤イプコナゾール
種子消毒のスペシャリスト
<イプコナゾール>は当社が発明したトリアゾール系の農業・園芸用殺菌剤原体で、播種前の種子の消毒に用いる「種子消毒剤」として用いられています。
種子伝染性や土壌伝染性の病害に対し、低薬量で高い防除効果を示します。
日本国内では1994年以降、イネの種子消毒用殺菌剤「テクリードCフロアブル」の商品名でJA全農、クミアイ化学工業株式会社を窓口として販売されており、同分野でトップシェアを有しています。海外では、トウモロコシ、麦類、ダイズなどの種子消毒剤として、欧州、北米、中南米、アジアでの販売が行なわれています。
種子消毒は環境負荷の少ない処理方法として注目されており、今後は海外市場での伸長が期待されています。
特長
- イネの種子消毒用殺菌剤として国内トップシェア
- イネ、トウモロコシ、麦類、ダイズ、綿、ナタネ等の種子に発生する様々な病害に対し高い防除効果を示します
- 植物に対する安全性が高く、幅広い作物の種子の消毒に使用することができます
構造式
構造式
用途・適用範囲
農園芸作物用の殺菌剤。
種子消毒剤として使用。
- イネ: 馬鹿苗病、いもち病など
- トウモロコシ: 立枯病、黒穂病など
- 麦類: 黒穂病など
イプコナゾールのひみつ
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- 1987年
- 初めて<イプコナゾール>が合成されました。同時期に発見された<メトコナゾール>と比較して、植物に対する安全性が高く、種子消毒剤として最適な性能を有しています。
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- 2000年3月
- 日本農薬学会において「殺菌剤イプコナゾールおよびメトコナゾールの開発」について日本農薬学会業績賞(技術)を受賞致しました。
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